Japanese Speech Contest 2020/21 (日本語スピーチコンテスト 2020/21) — The script

今週の投稿は少し異なる。去年の12月に英国日本語教育学会の日本語スピーチコンテストに参加することに決めた。決勝大会に選考されなかったが、この経験で書き方や話し方など色々なを身につけたと思う。それでは、書いた台本をこのサイトでシェアしたい。自己紹介や形式的な表現などの切ったところがあるが、内容としてたいてい保たれる。英語の翻訳は水曜日に出せる。

This week’s post will be a little different. Last December, I decided to take part in the Japanese Speech Contest held by the British Association for Teaching Japanese. While I was not shortlisted for the finals day, I think that through this experience, I learnt a lot of stuff, from writing to speaking and stuff like that. Anyway, I would like to share the script that I wrote on this site. There are some bits truncated, like the self introduction formality bits, but the general content is still there. The English translation will be released net week, so stay tuned (or if you really want to submit a translation for it I will be happy to consider).

Note: The script is all in spoken form, since I am too lazy to convert it to the written conventions you would normally see on the web, so there’s that.

シンガポールの消滅危機言語の復興ークリスタン語

シンガポールは多民族(たみんぞく)国家(こっか)です。公用語は英語、中国語、マレー語とタミル語ですが、色々な方言も広く話されています。そういった言語以外にシンガポールには消滅危機言語があるのを知っていますか。その言語は消滅の危機に瀕していますが、実は復興の兆し(きざし)があるので、その復興過程を今日はみなさんにシェアしたいです。それでは、この「クリスタン語」はどんな言語なのでしょうか。

クリスタン語はマレーシアとシンガポールで話されているクレオール語です。そしてポルトガル語とも深い関係があります。最初、ポルトガル人とマレー人は、(こと)なる言語を使っていましたから、言語による意思(いし)疎通(そつう)ができませんでした。それで、自然に特別な言語が作り上げられました。クリスタン語はポルトガル語に似ている言語ですが、時間とともに、オランダ語と、中国語と方言からの借用語が()ぜられました。

例えば、借用語の例ですが、「クラゲ」はクリスタン語で「ampeh(アムペー)」です。これはマレー語の「ampai(アムパイ)-ampai」で、これが借用語です。

「魚」はクリスタン語で「pesi(ペシ)」といいます。これはポルトガル語の「peixe(ペイチ)」で、これも借用語です。

いま、クリスタン語の言葉は色々な言語と混合していますが、どのようにしてこうなったのでしょうか。では、クリスタン語の歴史と起源を見てみましょう。

まず、1511年にポルトガルのインド総督がマレーシアのムラカ州を征服(せいふく)して、ポルトガル海上(かいじょう)帝国(ていこく)拠点(きょてん)としました。この間に、ポルトガル人はムラカの住民(じゅうみん)と国際結婚しました。これがクリスタン族とクリスタン語の起源です。

130年後、オランダがマラッカを占領(せんりょう)しました。1826年にイギリスはペナンやシンガポールとともにマレー半島(はんとう)全域(ぜんいき)英国領(えいこくりょう)植民地(しょくみんち)を作りました。しかし、シンガポールの(みなと)近代化(きんだいか)がいちじるしかったですから、マラッカの港は必要性がなくなり、衰退(すいたい)しました。これはクリスタン人がシンガポールに(うつ)り住んだ理由(りゆう)の一つです。でも、シンガポールでは英語を使うことが(この)まれましたから、クリスタン語は衰退し始めました。最近まで、クリスタン語はシンガポールでほとんど忘れられていました。いま、クリスタン人の若者は自分の母語が全然話せません。実際に、シンガポールに住んでいる母語話者は200人以下(いか)しかいません。クリスタン語の文学、歌、ラジオはもう存在していません。

初めにKevin Martens Wongさんが立ち上がりました。四年前にシンガポールで「クリスタン語を覚醒しよう」(Kodrah Kristang)という復興キャンペーンを始めました。このキャンペーンには目的が五つあります。

Kevinさんは自分の民族の文化(ぶんか)遺産(いさん)に気づいて、熱意(ねつい)を持って、クリスタン語の復興に力を入れました。この復興キャンペーンは長期的(ちょうきてき)な過程ですが、この四年間、クリスタン語のオンライン辞書や、単語(たんご)やリスニングの学習(がくしゅう)教材(きょうざい)を作ることだけではなく、図書館と公民館で、直接(ちょくせつ)母語話者がクリスタン語を教える活動もしています。このレッスンは初心者に優しくて、おもしろいので、色々な学習者が参加して、みな興味を持ちます。この活動をしているうちに、難題が(あらわ)れました。現在よく使う科学と技術(ぎじゅつ)などの専門用語はクリスタン語にはほとんど存在していない、などの問題です。存在しない言葉がたくさんあるのです。

例:「消化」はポルトガル語では「digestão」ですが、クリスタン語には存在しないので、(やく)せません。

ですから、このキャンペーンで新しい言葉を生み出す共同体(きょうどうたい)をつくりました。毎週、現在よく使う言葉を選んで、クリスタン語の翻訳(ほんやく)を考えて、いくつかを選んで投票します。この方法で、クリスタン語は21世紀(せいき)に追いつけるようになると思います。

実は、私はこの共同体に参加したことがあります。その経験でだんだんクリスタン語に興味を持つようになりました。言語と文化の歴史を知り、Kevinさんの言語復興キャンペーンの動機(どうき)理解(りかい)して、消滅危機言語の話者を増やすことを目指します。

いま、Kodrah Kristangの活動はシンガポールの新聞で話題になっていますが、この復興過程が成功したと言うには早過ぎます。この復興活動の効果(こうか)は、まだはっきりわからないので、過ぎていく時間だけがいつか教えてくれます。この復興キャンペーンを成功させるために、人々にクリスタン語の存在を知らせて、興味を持ってもらいたいと思います。

世界では消滅の危機に瀕している言語がたくさんあります。いま、英語などの旧植民地(きゅうしょくみんち)の言語が力を持っているので、少数派(しょうすうは)の言語は学校教育でほとんど教えられませんし、家庭でも使われません。少数民族の固有(こゆう)言語(げんご)世界(せかい)各地(かくち)で消滅の危機にさらされています。これらの言語にはそれぞれの復興活動がありますが、他の消滅危機言語はこのような認識があまりありません。これらの言語は日常話者が完全(かんぜん)に存在しなくなったら、それぞれの固有文化をなくすことになるので、ほんとうに残念だと思います。ですから、日の当たらない言語の研究、復興を進めることを望みます。 みなさん、想像してみてください。自分の言語、自分の文化が消滅の危機に瀕したら、どうすればいいのでしょうか。

この投稿をご覧いただきありがとうございます。

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